ここ数年、歩きスマホを筆頭に “ながらスマホ” が社会問題になりつつある。極論をいえば「スマホの中毒性に人類が負けている」ことが最大の理由だが、強めの罰則を設けるなどしなければ、残念だが ながらスマホは減っていかないだろう。

罰則が設けられた時点で人類の負けのような気がすることはさておき、今回はあまり話題にならないが、極めて悪質な “ながらスマホ” について触れていきたい。それはスマホをいじりながら公共のトイレ(大)に立てこもる『立てこもりスマホ』だ。

・家ならOKだが

最初に断わっておくが、自宅のトイレでスマホ片手に立てこもるのは個人の自由だし、好きなだけで立てこもればいいと思う。なんなら充電してくれてもOKだ。今回物申したいのは駅や映画館、公園や飲食店などの「公共のトイレ」に立てこもる大馬鹿野郎についでである。

また、私(P.K.サンジュン)は男性なので女子トイレ事情については皆目見当がつかない。もしかしたら同じような事案が起こっているかもしれないが、今回は念のため「男子トイレの大」に立てこもる不届き者に焦点を当てて行こう。

さて、男性がトイレの大を利用するのは、当然ながら大をするときに限る。しかもここが重要なのだが、公共のトイレの大を利用する際は、極めて緊急性が高いときが多い。多くの人は、出来れば家や職場などの慣れたトイレで大を済ませたいものなのだ。

・緊急性が高い

ちょっと我慢すればいつものトイレでできる場合、大を我慢する人は多いように思う。公共のトイレはトイレットペーパーやウォシュレットなどの設備面、さらには衛生面に不安が残るため、出来れば避けたいのが本音だ。それを押し切ってまで駆け込むのが「公共のトイレ(大)」であることをあらかじめご理解いただきたい。

簡単にいえば、脳内には緊急サイレンが鳴り響き、額にはあぶら汗が浮かび、肛門はクロージング状態を保つのが精一杯の状態で駆け込むのが「公共のトイレ(大)」なのである。数々の困難をくぐり抜け、ようやく辿り着いた公共のトイレ……。そこに立ちふさがる最後の理不尽トラップが『立てこもりスマホ』なのだ。

公共のトイレに何とか辿りついても、使用中のケースは昔から多い。その際「仲間が爆弾を処理している」と思えば何とか頑張れる。「ここは俺が引き受ける、先に行け」的なノリだ。だが自分の “絶対に解除できない時限爆弾” もすでに起動してしまっている……。あとは「どこで爆発させるのか?」だけが問題だ。

・立てこもりスマホは絶対にやめよう

誰も傷つかず、誰にも迷惑をかけず、全員がハッピーエンドを迎えられるのがトイレであることは言うまでもない。そんなハッピーエンドの最終ステージ、神聖なるトイレ(大)でスマホをいじり倒し、単なる休憩室として使っている野郎は地獄の業火に焼かれても文句は言えないだろう

ちなみに「なんでスマホってわかるの?」という疑問があると思うが、私が限界ギリギリで耐えているとき、催促する意味で軽く咳払いをすると、トイレを流さずベルトの音だけをカチャカチャさせて出てくることが多かったからだ。つまり、用を足して流し終わった後、下半身丸出しでスマホをいじっているのである。

もし心当たりがある人は、今後一切『立てこもりスマホ』をしないと心に誓って欲しい。でないと将来科学が発達し「トイレで一定時間以上スマホを開いていると端末が爆発する」みたいな仕様にならないとも限らないからだ。立てこもりスマホ……被害者にとっては意外と切実な問題である。

執筆:P.K.サンジュン
Photo:RocketNews24.

No tags for this post.